当事務所の鍬竹昌利弁護士が共同執筆した「不法行為法損害論の現在~原子力損害賠償紛争解決センターにおける和解実例の分析~」が、第一法規より出版されました。
本書は、原子力損害賠償紛争解決センターにおいて12年の間に行われてきた和解仲介の実務を紹介し、その基礎にある理論や考え方を説明しています。原子力事故による損害は、一般の不法行為による損害に比べ、法益侵害の機序及び損害の拡大過程における分析・把握が困難という点で特殊性が際立っていますが、他方で、その損害の基礎は、賠償対象となるべき権利利益の同定と損害額算定の定式化に存しており、確実に不法行為の一般理論に共通するものであります。
これまで数多くの事案の解決に関わってきた調査官を中心とする同センターの実務家の、原子力損害賠償の損害論についての思索と模索の結果が凝集された一冊となっています。
詳しくは、下記URLをご覧ください。
https://www.daiichihoki.co.jp/store/products/detail/104796.html
2023年12月21日